こんにちは。塾長の笹尾です。

 

なぜこの「ガクシン」が出来たのかを述べます。

 

 それなりの学校を卒業して、それなりの企業に就職して生きていく。

その考えになんの疑問もなく、大学を卒業し、就職しました。使命感よりも見栄のために上場企業に就職しました。1年目は国内で、2年目からはドイツのデュッセルドルフへ赴任の予定でした。希望通りでした。しかし、いざ勤めてみると、会社には大変申し訳ないですが、「人生をこれに使うのか?見栄だけのために生きていくのか?」と思うようになりました。では真の目標は何なのか。それは出せないまま、とりあえず退職しました。しばらくフリーターをしました。私の親は何も言いませんでした。引越し手伝い・陳列棚作成の溶接などをして過ごしました。安い酒場でトラブルも何度かあったような・・・。目標が見つからず、人に当たっていたのです。全くもって卑怯なやつです。そんな毎日を送っていたとき、「中学時代も楽しかった。そや、教師になろ。」でも教員免許を持っていません。ということで、学習塾に就職しました。授業をするだけではなく、正しいと思うことなら、押し付けてでも生徒にやらせました。上司・保護者・生徒との摩擦もありました。途中こちらが間違っているなと気づいたときは謝りもしました。そのうちに、「俺はこの仕事で一生の大半を使う。なら北摂の塾で武者修行?を」ということで、職人気質(しょくにんかたぎ)が集まる進学塾に就職しました。私は君たちとは違うんだよオーラが出ている、気難しい職人気質の先生たちに話しかけました。何度か話しているうちに、勘所や視点を教えてくれました。沢山の失敗もしました。楽しかったです。そうして毎日を過ごしているうちに、生野で塾を立ち上げる話が出ました。経営者なんてタイプじゃない。老人になっても現場専門で生きたい、と何度も断ったのですが、独立することになりました。

 

「俺は今、なぜこのような俺なのか。両親の元で生まれ、祖父母からも愛され、学習の機会を与えられ、進学先では親が知らないことを学校や友人からたくさん教えてもらったからや。」中学生までは、家族の教育・影響があるでしょう。しかし高校生になると、付き合う同世代の影響が大きいのではないでしょうか。

 

十代後半での過ごし方・考え方が人生での方向性がほとんど決まる。

 

まずそれを伝えるために、「ガクシン」を設立することにしました。